ユ ウ タ ン
Bear Bile
FEL URSI
熊            胆
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本品は、Urusus arctos Linne又はその他近縁動物(Ursidae)の胆汁を乾燥したものである。
中身を取り出したところ
名 称: クマノイ
原動物: ヒグマ・Urusus arctos Linne
哺乳類・Mammalia, 食肉目・Carnivora,  裂脚亜目・Fissipedia,  クマ科・Urusus
成 分: urusodesoxycholic acid, chenodesoxycholic acid, cholic acid.
薬 理: 小腸の鎮けい作用、利胆作用、Oddi括約筋弛緩作用、胆汁流量及び流出胆汁中の
コレステロール濃度の持続的増加作用、胆汁成分分泌促進作用、肝血流増加作用、
コレステロール系胆石溶解作用等
適 用: 奇応丸、救命丸に配合(苦味健胃薬、整腸、鎮けい)
胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、胃のむかつき。
用 量: 成人 1回量 0.1〜0.2g、 1日3回、食前又は食間に服用。
鑑 別: 色調により、コハク(琥珀)・アオ手(青系色)・クロ手(黒系色)と区別できる、この色調
の違いは、構成胆汁酸の組成の相違によるものである。
最高品は黄色系のコハクであって、その味は眠気が吹き飛ぶ程苦くて後に動物臭を感じる。